いまいちど、仕様を理解出来ない人のために「はじきだす」の効果についての説明のおさらいと、下方修正されるのかどうかの考察や、今後の育成方針をざっくり解説します。


1.そもそもはじきだすとは?

・効果の説明

まず効果の内容を端的にいうと、相手のポケモンを2匹消してダメージをアップするスキルです。発動率は60%、100%、100%で4マッチ以上かつ盤面に手持ち以外のポケモンが1匹以上いれば確定で発動するスキルです。手持ち以外のポケモンが盤面にいない場合はもちろん4マッチ以上で揃えてもスキルは発動しません。

・スキルレベルの強化で高火力スキルとなる

このスキルは通常なら、ふりはらう系とたいして変わらないスキルですが、スキルレベルを強化すると超強力な高火力スキルになります。必要SPは5,25,40,50で、合計120のスキルパワーでスキルレベル5になります。スキルレベルごとの上昇は攻撃力がアップしていき、それぞれ2,3,4,6,8倍という風に変化していきます。なんと8倍もあるんですね。これはアップダウンの最大倍率である約7倍を超える威力になります。はじきだすに問わず、他の~はじきも同様に必要SP、火力の倍率も同じです。

・スキルの真骨頂

このスキルの強さはこの倍率や説明の上での効果ではなく、とある仕様によって常時発動出来る汎用スキルにあります。

編成をするうえで、手持ちをわざと4枠目を空けると、自分の編成に入れてないポケモンが混じることがあります。実はこの混じってくる手持ちもはじきだすの対象にすることが出来ます。つまり相手がオジャマでポケモンを出してこなくても、この方法を利用することで、常時発動出来る汎用性スキルになります。これがこの「はじきだす」が注目され、たくさんのユーザーに期待される理由です。

強すぎるスキルなので、下方修正されるんじゃないか?って声もちらほらあります。その件について私なりの解釈で考察していきます。


2.はじきだすの運命は?


・下方修正はされるのか?

結論からいうと、攻撃力の倍率については下方修正はないと推測します。実装から注目され始めた時期から大分時間が経ってるという点もありますが、開催されるイベントの動向でどういう環境にしたいかの方針が少しずつですが、見えてきました。

・イベントの内容に変化!?
最近開催(17年9月)されたマッシブーンのイベントでは手持ちを1つ空けると4枠目が他のポケモンに設定されるのではなく、壊せないブロックになります。実装されたマッシブーンは格闘タイプという扱いで実装されたため、SC化したオンバーンのはじきだすを封じる形式のイベントを開催した格好となっているようです。さらに来週以降に開催されるとあるハイパーチャレンジのイベントでは、同じく手持ちを空けると同じように壊せないブロックに変化するようです。

4マッチでなら確定で発動出来、手持ちを空ければ難しい発動条件も難なくクリアするので、それならば4枠目をブロックにして封じれば「はじきだす」を使いにくく出来ると考えたのでしょう。強スキルであるはじきだすを前提にするとヘビー層しかクリアが難しくなるので、はじきだすの汎用性という部分を仕様による圧力をかけ、帳尻を合わせたと思われます。

したがって、今後も新規の高難易度ステージでは4枠目をブロックや岩などにしてはじきだすを使いづらくしてくると思います。つまり、はじきだすを弱体化せず、本来の活用を活かせる形をとるという方針をとってると見えるので、スキルの威力部分と仕様変更についての下方修正される可能性は現在のところ少ないと思います。

・今後の育成方針について

はじきだすを使いづらいステージ構成を設計してきた以上、他のはじきも育成する必要性が前よりも一層増しました。いわはじき、ブロックはじき、バリアはじきの3点も高難易度ステージを攻略しやすくしたいなら、弱点が相互に被らない範囲でスキルレベルの育成が必要のようです。

アップダウンについてですが、例に示した通り、はじきだすの汎用性を潰してくる構成もあるので、その場合には高火力スキルとして出番はまだまだあると思います。

ライト層は即戦力で使えるアップダウンの強化。アップダウン強化済みがあれば、ハイパーやウルトラのイベントを除いてほぼ攻略は出来ると思います。ヘビー層ははじきだすを強化して今後のイベントに備えるといいでしょう。

もちろん「はじきだす」の汎用性潰しは全てのイベントで設定してくるとは考えづらいので、使える場面では使えるように今まで通り強化した方がいいと思います。