三犬

1.各ポケモン考察

・ビリジオン
ビリジオンタイトル
タイプ[草]
最大攻撃力[110]
有効タイプ[水、地面、岩]

草タイプの数少ない攻撃力加算要員。三闘犬の中で初めてSP掘りのイベントとして登場した。

有効なタイプのうち岩タイプは、SCカイリキーとランドロス霊獣のアップダウンが揃っているため、とくに制約がなければ、使う機会があまりない。また地面タイプにもボルケニオンのアップダウンや、4つのちから持ちのフリーザーがいるのでこちらもやや厳しめ。水タイプにはマスキッパとエモンガのアップダウン持ちがいるが、こちらはMLUの強化とSLの強化のふたつが必要である点があり、ビリジオンと比較して最大攻撃力にその2匹との差があるので、使うとしたら水タイプで活躍する機会がありそう。水タイプといえばボルケニオンのレベルアップステージが開催されたことがあるので今後も出番は約束されたようなものでしょう。

しかし地面タイプと岩タイプで全く出番がないというと、そうではなく、ビリジオンは草タイプという点が優秀です。

草タイプということは、同タイプ増殖効果持ちのメガジュカインのタイプ適応範囲内ということで、メガジュカインと組んで使用することが可能です。草タイプにはせいぜいライバルはマスキッパのアップダウン(だんけつ)ぐらいしか現在いないのでメガジュカイン軸での運用ではかなり出番がありそうです。


・コバルオン
コバルオンSPタイトル
タイプ[鋼]
最大攻撃力[110]
有効タイプ[岩、氷、フェアリー]


鋼タイプにはライバルが結構多いが、一応攻撃力加算要員。三闘犬の中で二番目にSP掘りのイベントとして登場した。

氷と岩に対しては、それぞれ氷ならSCカイリキー、SCエンブオーのアップダウン。岩に対しては霊ランドとボルケニオン、SCカイリキーなどのアップダウンが多数存在するので中々使う機会は少なそうです。

しかし唯一フェアリーだけは、ライバルとしてSCクチート、SCヒトツキがいますが、どれもMLUの強化が最大10必要な点(最低でも5はいる)とハードルが高いが、こちらは、MLUが最大5で完成出来る上に掘りイベントが過去に開催されたので、ハードルが他2匹比べると低いのでとても使いやすそうです。

フェアリータイプには、過去にディアンシーのレベルアップステージが開催されたことがあるので、このポケモンを事前に強化していれば同イベントでかなり役に立つと思います。


・テラキオン 
テラキオンタイトル
タイプ[岩]
最大攻撃力[110]
有効タイプ[炎、虫、飛行、氷]

3匹の中で最も有効範囲が大きいが、ライバルが多いのが難点。炎タイプは霊ランド、ボルケニオンなどのアップダウン。氷タイプはコバルオンのところで話した通りSCカイリキーなどがいる。虫はおくりび編成があるのと、SCエンブオーのアップダウンや、スカイコンボ編成軸などライバルが多い。飛行タイプはフリーザーの4つのちからやエモンガのアップダウンなどがある。

つまり有効タイプ範囲が広いといってもほぼ全部のタイプにライバルポケモンが多数存在していて使う場面が少ないのである。まぁエモンガを抜きに考えればフリーザーぐらいしか飛行タイプではライバルが少なそうなので本格的に出すならここらへんあたりだろうか。

また、テラキオンと同じ岩タイプにはヨーギラスのアップダウンがいるが、タイプの特性からこのポケモンを育てる優先度が低いので気にすることはあまりないかと思われる。


2.4つのちから+とアップダウンの違い

アップダウンは知っての通り最大倍率が7.5倍となるため、理論値では4つのちからや4つのちから+に比べて倍率が高く与えるダメージも大きい。しかし、倍率の幅はランダムで変わり、上がることもあれば下がることもある。また4マッチ以下は、確定でスキルが発動する訳ではないという欠点もある。

4つのちから+は4マッチでのみスキルの発動条件を満たし、発動確率が80%。ダメージの倍率は下がることなく固定されており、SL1では3倍、SL5では4.5倍の倍率となる。

アップダウンの4マッチでの発動率は70%であることに対して4つのちから+では4マッチの発動率が80%なので10%の差で4つのちから+の方が大きい。しかもダメージの振幅はなく、最高ダメージこそアップダウンに負けているが、ダメージの倍率は下がることなく安定しているという特徴がある。

しかし4つのちから+は3マッチや5マッチでは発動出来ないが、アップダウンはどのマッチでも発動出来る。そう考えると一概に安定しているとはいえ、アップダウンより強いかといわれると微妙なところである。

発動条件を考えれば4つのちから+は第五パズルが含まれているステージでは出しづらいが、アップダウンは3マッチでも発動するチャンスがあるのでどの環境でも出していけるのが強みといえる。

・育てるときの注意点
レベルは15にしないと、攻撃力の差で他と差別化しづらいのは勿論のこと。スキルレベルが2程度だとあまり強くはない点も注意。とくに4つのちから持ちとの差別化が難しくなるので、4つのちからと差別化したいなら最低でもSL4以上にする必要があります。この点とくにテラキオンを育成する場合は大きく関わってきます。

3.適材適所の選択


アップダウンはスキルの特性からどの場面でも出していけると思います。しかしここぞという時にダメージの倍率を外すと嫌な場合や、5マッチや3マッチは必要はなく、4マッチの発動率を安定性を欲しい場合は4つのちから+を選択すると良いと思います。逆に第五パズルがあるステージでは4マッチは中々厳しいので選出はアップダウンを選択した方が良いかもしれません。


4.まとめ

どの3匹も使いどころが難しいですが、強化すればそれになりに使えます。
強化の優先度としてはビリジオン>>コバルオン>>テラキオンでしょう。

攻撃力が110族であるので攻撃力がそれ以下のポケモンに対しては完全に下位になるとはいいづらいです。例えばビリジオンとの比較ではエモンガ。コバルオンとの比較ではエアームドなどには、攻撃力の差では負けておらず、コンボを活かすなら、それらのポケモンを使うよりも良い場合もあります。

ビリジオンはメガジュカイン軸で見れば、ライバルの草タイプが少ないので3体の中では、一番使い道がありそうです。コバルオンはライバルこそ多いですが、フェアリータイプ相手には結構使える場面がありそう。(しかしSCヒトツキ、SCクチートの両方を作ってしまうと出番はなくなりやすい)

テラキオンはライバルが多すぎるので有効範囲こそ広いですが、結構厳しめ。強いていうなら飛行タイプに繰り出しやすいが、確定で発動出来るフリーザーというライバル向かい風となる。


ビリジオンとコバルオンはランキングでの使用が必須であったこともあったので強化した人もいるかもしれません。育てたけど結局使わないのはもったいないので使える場面を見極めてしっかり使っていきましょう。