1.前置き

熟練艦載機の登場により敵の艦載機も相対的に強化され艦隊防空の重要性は以前よりも重要性が上がりました。

しかし艦これwiki等見ても割合撃墜、固定撃墜など難しい言葉が並べられ何のことかさっぱりという方も多いかと思われます。

そこでwiki見てもよく分からない人のためにwikiの情報を噛み砕いて出来る限り分かりやすく図を交えた解説の記事を執筆してみました。

ただし初心者にも極力分かりやすく解説したつもりですがただ眺めてるだけでは結局分からないと思うので実際に一緒に計算してみてください。そうすることで理解がよりしやすくなるかと思います。

また今回は初心者向けということで、イメージでだいたいどんな感じなのかっていう説明も含まれているため解釈の仕方次第ではこんなのおかしいんじゃないかって思う人もいるかもしれませんが分かりやすく式の意味を知ってもらいたいためこういう表現にしてみました。あまりその辺は深く突っ込まないでくれると助かります。

因みに計算式によって値を出したところで特別有利になるという訳ではないですが装備の必要性の吟味の指標にはなると思うのでこの記事を見て理解を深めてくれれば幸いです。

(2015年9月現在の仕様)

2.対空砲火とは?

まず対空砲火の計算の説明の前にそもそも対空砲火の仕組みについて説明します。
今回はあの15夏イベで猛威を振るった空母ヲ級flagship(新型艦載機・赤)を例にとり順を追って解説したいと思います。

たこやき赤
赤たこやきを搭載した空母ヲ級flagship(以下フラヲ級)は以上のような艦載機を各スロットごとに搭載しています。

1.対空砲火の迎撃は敵機のスロットごとに1隻選ばれる。

対空砲火1
実際はどれが迎撃艦に担当したかは内部情報なので分かりませんが、ここでは仮に迎撃艦がどれを担当したか分かっているものとします。

まず敵艦に対して各スロットごとに迎撃艦が1隻ランダムで選ばれます。
このケースですと伊勢が36機の艦爆、加賀が5機の艦攻、摩耶が27機の艦攻を担当したことになります。
一方敵機の攻撃対象は36機の艦爆が飛龍、27機の艦攻が加賀、5機の艦攻が大鳳になっています。
つまり何が言いたいかというと、迎撃艦と敵の攻撃対象は必ずしも一致するとは限らないということです。
また艦戦は迎撃の対象になりません

2.割合撃墜と固定撃墜
対空砲火2

各撃墜を担当した艦が固定撃墜と割合撃墜をそれぞれ50%の確率で発動します。
ここでは伊勢と加賀がそれぞれ割合撃墜および固定撃墜を失敗し、
摩耶が割合撃墜と固定撃墜をそれぞれ成功したものとします。

これからその割合撃墜と固定撃墜とは何なのか?
どういう計算式をもって算出されるのか順を追って摩耶を例にとって説明します。

3.加重対空値を求める。

割合撃墜や固定撃墜を求める前にまず加重対空値という値を求める必要があります。
この値は割合撃墜と固定撃墜を求めるのに必ず必要な値になります。
簡単にいうと装備に関する対空砲火の補正みたいなものですが、
意味合いはどう想像するのが難しいと思うので実体はとりあえず置いておくとしてこれをまず求めてみましょう。

加重対空値を求める式は以下になります。

加重対空値 = 素対空値 + [装備倍率 × {装備対空値 + 0.7√(改修★数)}]

素の対空値とは艦娘が何も装備していない状態の対空値です。
例えば摩耶改二の場合は106となります。

装備倍率は各装備ごとに倍率が設定されており以下の値を参照して計算します。
装備倍率A
装備の対空値は読んで字のごとく装備の対空値です。
例えばFuMOレーダーの対空値は7です。

式の中身が分かったところで摩耶改二を例にとってこの加重対空値を求めてみましょう。
加重値
摩耶の装備は例えば以上のものにしたとしましょう。
4つのそれぞれの装備の装備倍率と装備対空値の掛け算をあらかじめ求めておき、求まった4つの値を全て足し算した後に素対空値を足し算します。
すると、269.4という値が出ます。
これからこの値を使って割合撃墜を求めてみます。

4.割合撃墜を求める。
割合撃墜とは敵艦載機を割合で撃墜することです。
この割合撃墜は固定撃墜や対空カットインの前に撃墜するとされています。
当然「割合」の撃墜なので枯らすことは基本的に出来ません。

式は以下のようになります。

[(加重対空値*0.9)端数切捨て]/360*相手スロット機数)[機](端数切捨て)


対空砲火3

式だけ見てもちんぷんかんぷんだと思うので図を使って説明します。
さきほど求めた加重値を使います。
加重値に0.9倍すればいいので269.4×0.9=242.46と算出され、
端数は切り捨てるので242とまず0.9倍した値が求まります。

求めた242の値を360で割り、敵の艦攻スロット27を掛け算します。
計算すると18という値が出るので18機割合撃墜で撃墜することが出来ます。
従って27-18=9で相手の艦攻は残り9機ということになります。

つまり摩耶改二の割合撃墜が発動すると27機の艦攻目掛けて撃ち落したところ18機撃ち落すことに成功できたのでフラヲの艦攻は減らされ残り9機が飛んでくるということです。
イメージでいうと正確に狙って撃つのではなくだいたい艦載機が多い場所目掛けて撃ち落すというイメージです。

5.固定撃墜を求める
みなさまここでお気づきかもしれませんが、割合撃墜残り9機なら固定撃墜が決まると0機になるのでは?と思う人もいるかと思います。
それはその通りで両方が決まればこのケースの場合は完全にこの艦攻スロットは枯らせます。
しかし、割合撃墜が発動しなくてもこのケースの場合固定撃墜だけで撃ち落せます。
なのでさっきの割合撃墜は発揮されなかったとして改めて考えてみましょう。

割合撃墜は少し複雑ですが、固定撃墜はわりと簡単に求められます。

式は以下になります。

(加重対空値 + 艦隊防空値)/10[機](端数切捨て)

また艦隊防空値というよく分からない値が出てきました。
この艦隊防空値というものは簡単にいうと艦隊全体の防空値の1つの値です。
イメージでいうと各艦が撃墜を直接する訳ではないけれど防空をみんなで支援するよという感じです。
三式弾や赤い主砲は全く撃墜には関与しませんがこの艦隊防空値には少し関わってきます。

求め方は、

艦隊防空値 = [陣形補正 × 各艦の艦隊対空ボーナス値の合計](端数切捨て) × 2 

艦隊対空ボーナス値 = [装備対空値 × 装備倍率(艦隊防空)]の合計(端数切捨て)  

です。

装備倍率と陣形補正の倍率は以下のようになっているそうです。
装備倍率B
まぁようするに装備の対空値に対応した倍率を掛け算して陣形補正をかければいいということです。
本来ならば艦隊防空値は6隻ないし12隻求める必要がありますが、ひとつずつ説明してれるとキリがないので便宜上摩耶だけ求めることにして陣形は単縦陣とします。

艦隊防空

艦隊対空ボーナス値 = [装備対空値 × 装備倍率(艦隊防空)]の合計(端数切捨て)  

によりそれぞれのボーナス値を求め陣形補正に掛け算して後に2倍します。
結果は12と出ました。この値を使って割合撃墜を求めます。


対空砲火4

求め方は簡単で前に求めた加重値に艦隊防空値を足して10で割るだけです。
計算すると28という値が出ますので成功すれば割合撃墜が失敗しても艦攻27機を完全に枯らすことが出来ます。
固定撃墜のイメージとしてはだいたいの場所目掛けて撃ち落すのではなくより正確に敵艦載機を狙って撃ち落とすというイメージです。なのでケースによってはこのように枯らすことが出来る訳です。

6.対空カットイン
固定撃墜と割合撃墜とは別に対空カットインによって固定ボーナスがあります。
こちらは計算式があるかどうかは不明ですが一定の組み合わせをすることで撃墜ボーナスが違います。

対空カットインの詳しい詳細等はwiki等にまかせるとして
ここでは実用的なものを紹介します。

覚える組み合わせ大きくわけてたったの2種類です。

1.高角砲(+高射装置)と対空電探を装備させると対空カットインが発動する
2.防空艦による特殊なカットインがある。


まず1番目から
代表的な組合わせは

対空カット1

10cm連装高角砲+高射装置2基と対空電探の組み合わせです。
秋月なら7撃墜、秋月型以外なら4撃墜となります。


対空カット2
高角砲1本でも対空電探があれば対空カットインします。
こちらも4撃墜となります。

基本的にこの2種類(実質1種類)抑えればいいでしょう。

2番目の特殊な例としては

対空カット3

摩耶改二による特殊な対空カットインです。
高角砲と集中配備の機銃を装備することで発動します。
撃墜数は6になります。


対空カット5

さらに上記のものに対空電探を足すと撃墜ボーナスが8になります。
現状対空カットインにおいてはこの組み合わせが最強の組み合わせとなります。


他にも三式弾を使った方法や五十鈴の特殊カットイン(弱い)などいろいろありますが基本的にこの2パターンを抑えていれば良いかと思います。


3.計算ツール

ここまで説明してきましたが、これをいちいち手計算してたら時間かかりますよね。
なのでこれの計算ツールを作ってみました。
それがきらきらカウンター付属機能の対空砲火計算です。

対空砲火計算

使用方法は下記をご覧ください。

入力する項目は装備の覧と装備なし対空値、艦隊防空ボーナス値(任意)です。
まず調べたい艦娘の装備なしの対空値を入力します。
例えば吹雪なら吹雪といれます。
もし摩耶や秋月を使う場合は、装備選択の横のボタンを押すと最終改装時の名前と対空値が自動的に入力されます。

艦娘の対空値を入れたら装備を選択します。
装備は基本的に割合撃墜等に求めるのに必要なものだけ入れても求めることが出来ますがもし艦隊防空も調べる必要がある場合は主砲(赤)なども装備選択させましょう。
もし装備に改修値がついてるなら改修値も入力してください。

艦隊防空値を調べたい場合は装備を選んだあとの状態で艦隊防空計算のボタンを押します。
1番艦~6番艦それぞれに値を保存できます。
すべての値がとれたら合計値にチェックをいれて艦隊防空計算を押してください。

あとは割合撃墜で担当するスロットを入力し、陣形(艦隊防空値を反映させるなら)を選んで計算ボタンを押すだけです。
割合撃墜、固定撃墜、対空カットイン時のボーナスを出すことが出来ます。

このツールのダウンロードの仕方や使い方、注意点などはこちらのページをご覧ください。


4.まとめ

1.対空砲火において3種類の撃墜パターンがあり割合撃墜、固定撃墜、対空カットインで分類される。

2.各スロットごとに撃墜担当艦がランダムで決まり割合撃墜と固定撃墜を行う。

3.割合撃墜と固定撃墜は50%の確率で発生する。

4.固定撃墜、割合撃墜は加重値と呼ばれる値を参照され装備の組み合わせや艦娘の対空値によって撃墜数の変化に依存している。

5.割合撃墜は敵機の割合で撃墜し、どの撃墜パターンよりも先に撃墜を行う。基本的に割合撃墜だけでは枯らすことは出来ない。

6.固定撃墜は艦隊防空値という陣形補正を含む艦隊全体の一つの値を参照され、その値と加重値の和を10で割ったものが固定撃墜である。

7.対空カットインは高射装置つきの高角砲に対空電探を装備させると発動するのが代表例。

8.対空カットインは高角砲(高射装置)と対空電探の組み合わせと摩耶改二による特殊なパターン、これら2パターン抑えれば良い。

おまけ

摩耶改二


参考文献:艦これwiki(航空戦)

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